Twitterのタイムラインを見ると新6年生が春メックを解いているようで、
なんとなく懐かしい感じになりました。
そこで今回は私が受験した全ての模試の結果を発見できたので、
結果と共に当時の勉強の進捗なども振り返りたいと思います。
国試を控えている医学生の皆さんに国試本番までどのように進んでいくのか、
なんとなくイメージが掴めて貰えれば幸いです。
以前に書いた記事のリンクも張っているので、参考にしてみてください。
国試の時期別の勉強スケジュール:5年生終了まで、6年生前期まで、6年生後期から国試本番まで
模試の活用法や各予備校の模試の特徴についてはこちら
5年生メック模試
病院実習期間中の5年生の冬に受験しました。この時にはTECOMの臓器別SELECTのビデオ講座は見終わっていました。
産婦人科の比重が多く、苦手意識もあったためあまり手ごたえはありませんでした。
必修と総論/各論の違いもよく分かっていない時期でしたが、必修の悪さが目立ちますね…。必修一般の偏差値28とは。
春メック模試
6年生が始まってすぐの4月に受験しました。学内順位が良いように見えますが、学年のごく一部しか受験していないため実際にはほとんど最下位に近い成績です(全国順位をみれば明白ですね)。
この時期にはTECOMで開講している臓器別SELECT、必修の罠、プライマリケア講座などは一応全て受講し、そこそこ行けるかと思っていたのですが、見事に打ちのめされました。
ただ受験前にクエスチョン・バンク(QB)での問題演習(1周目問題だけでも)をしておくべきだったと反省しています。ビデオ講座の視聴のみではやはり実力はつかないと思い知らされました。
公衆衛生の出題はないものの、問題は全体的に難しめだったと記憶しています。国試浪人生も受験するためでしょうか。
国試直前にも春メックの復習をしましたが、その時でも紛らわしいと感じる問題があり、やはりそれなりのレベルの問題も出題されていたと思います。
夏メック模試
6年生の夏休みに入る前の7月に受験しました。マッチング試験/面接もこの頃には始まっていたと記憶しています。
ビデオ講座はメジャー科の2周目を視聴しつつ、QBの1周目問題の演習が大方終わっている頃でした。小児科産婦人科はこの時点ではQBはほとんど手を付けられていませんでした。
ひとまず学年で真ん中あたりの成績だったので安堵していましたが、今見ると全国順位は良くないですね…(遅い)。
必修が比較的良い成績だったのはQB1周目の演習の効果でしょうか。
まだ公衆衛生の勉強は始めていませんでしたが、夏メックでは容赦なく出題されており、総論/各論の成績が悪い一因でもあるようです。
この模試の後、8月に直近の過去問(112回)を解いてみたら、夏メックの問題の類似問題がたくさん出題されていることに気付かされました。
メック模試はこの夏メックに限らず過去問の類題が多い印象です。
第3回テコム模試
11月中旬の卒業試験終盤の時期に受験しました。人生初のテコム模試でした。
1テコと2テコは試験時期が卒業試験の真っただ中であり、学年の受験者も少ないため受験を見送りました。
この模試の全国受験者数は5800人くらいでした。
夏メックでは比較的良かった必修ですが、3テコではギリギリ8割を超えたもののひどい結果となってしまいました。
必修一般の学内偏差値29.7は流石に悪すぎたため、必修QBとmedu4の必修特講をこの時期から開始することになりました。
medu4の必修特講はコマ数が少ないので、11月末から受講しても全く支障はなかったです。必修一般に焦点を当てた講座なので私の苦手分野とマッチしており、非常に有用でした(詳細は必修対策の記事も参照してください)。
公衆衛生をしっかり勉強して受験した初めての模試ですが、公衆衛生に限って言えばまずまずの正答率でした。
冬メック模試
12月中旬に受験しました。卒業試験がようやく終わり国試勉強一本に集中できるようになった時期です。
ビデオ講座はTARGETの2周目に入っており、マイナー科や老年医学、輸液など細かい部分を並行して受講していました。
必修は対策をしっかりしていた割には166点/200点で納得のいく結果ではありませんでしたが、偏差値でみるとかなり改善しました。
冬メック模試はサマライズからの出題が何問かあり、サマライズ受講者とそうでない人の差があるような印象はありますが、とりあえずは偏差値50を最終的な目標に据えて今後のスケジュールを立てていくこととしました。
ちなみに禁忌選択肢は3問踏んでおり、ヒヤヒヤしました。
第4回テコム模試
国試前最後の模試となりました。1月上旬に受験。
この年の第4回テコム模試の全国受験者数は約6700人でした。
この時期は予備校の講座は見終わっており、過去3年分の演習/復習を繰り返しつつ、必修対策に明け暮れていました。
結果ですが課題であった必修は、必修QBを演習し続けた効果があったのか87%の得点率で全国偏差値もほぼ50で、まずまずの出来でした。
総合の全国偏差値も50を超え、とりあえず目標は達成できました。
一方、一般問題に比べると臨床問題が極端に悪く、必修の臨床問題は1問3点と配点も高いことから臨床問題の演習が急務となりました。
この4テコでは国試本番を見据え、1日目終了後の自己採点は必修以外の2ブロックだけ行いました。必修は8割という絶対基準があるため、必修の自己採点はメンタル的にもしない方が良いという判断でした。
※ちなみに国試本番では、直前メールの勉強とテコムのラストVに必死で1日目のあとは一切自己採点する時間がありませんでした(笑)。
最後に
国試本番の成績は以下の通りでした。
MECの採点サービスのものですが順位や偏差値が載っている方が参考になると思いますので、こちらを掲載しています。
必修、総論/各論ともに偏差値50を超えることができました。90%が受かる試験なのでこの位置ならまず安全圏であり、満足のいく結果となりました(禁忌選択肢があるため確実とはいえませんが)。
やはり直前講座の力は凄まじいです。私はTECOM(ラストV)、MEC(LAST MESSAGE)、medu4(究極MAP)を受講しましたが、その中でも究極MAPの影響は大きかったと感じています。
詳しくは直前講座の記事も参考にしてください。
4テコが終わってから国試本番までは1ヶ月ちょっとしか時間がありません。
しかしながらこのわずかな時間の間にも順位の入れ替わりが起こります。国試本番まで気を抜くことはできません。
医学部6年の1年間は最後まで勉強し続けないといけない非常につらい期間ですが、私のように偏差値20台を出しながらも最終的には合格できた例もあります(n=1ではありますが)。
模試の結果はとても大事ですが、周りの中の順位だけを見て必要以上に一喜一憂するよりも、結果を分析し、自分の苦手な部分をしっかり炙り出して次に繋げることがはるかに重要です。
Twitter:@yutoridesuga113
フォローお願いします!
コメント