【初期臨床研修】マッチングでアンマッチになった時、どうすればいい？

本日はマッチングの結果発表の日でした。

第1志望に受かった人、第2志望以下の病院にマッチした人、不運にもアンマッチになった人、いろいろな結果があると思います。

私は去年のマッチングではアンマッチとなり、2次マッチングで現在の研修病院に決定しました。

実は毎年90%以上はいわゆる1次マッチングでどこかの病院にマッチするので、アンマッチになった時は学内で肩身の狭い思いをしました。

周りが卒業試験や国家試験の勉強をしている中、それを中断して就活をしないといけないので精神的には非常に辛い時期でした。

今回はその時の経験を踏まえ、マッチングでアンマッチになったらどうすればいいか、まとめてみました。

過去に書いたマッチング記事も参考にしていただければと思います。

もちろん病院によって2次マッチング以降の流れは異なりますのであくまでも一例であるとご理解ください。

2次マッチングまでで決めよう

いわゆる1次マッチング(マッチング協議会が行なっているもの)でアンマッチになると「2次マッチング」に移ります。

2次マッチングからはマッチング協議会を介さずに、個人で病院に申し込んで面接を行い、採用結果も病院から直接連絡がきます。

更に3次マッチングというものがあり、これは国試の合否発表後に研修病院の面接を受けるものです。

2次マッチングで考えている研修病院が既にフルマッチしていても、国試不合格者がいると枠が空くのでその空き枠を狙うというものです。

しかしながらこの3次マッチングは国試落ちの枠を狙うためうまくいくかどうかは賭けになりますし、国試受験時まで研修先が決まっていないという精神衛生上も不安定なものなので、できれば多少妥協しても2次マッチングまでで研修先を決めておきたいところです。

※この記事内での「1次」「2次」「3次」マッチングという表現は便宜的なもので正式な表現ではない可能性があります。

マッチング結果発表でアンマッチになったら、すぐに2次マッチングに切り替えましょう。

結果発表と同時に各研修病院(プログラム)のマッチ状況も発表されます。

これを見て空き定員のある病院の中から2次マッチングに申し込む病院を探していきます。

こちらのサイトで2次募集の採用試験の内容などの情報を見ることができますが、反映は遅いのでここに書かれてない病院でも2次募集を行なっている可能性は充分あります。

空き枠のある病院の全てが2次マッチングを行なっているわけでもないので、まずは空き枠のある病院で研修したいと思ったところにはすぐに電話をかけて2次マッチングに申し込みを考えている旨をしっかり伝えましょう。

マッチング結果発表の当日もしくは翌日には電話をした方がいいでしょう。早ければ早い方がいいです。

履歴書などを作り始めるのはその後で大丈夫です。

電話で2次マッチング申し込みの意思を示したあとは、履歴書を含む必要書類を送付して面接日の調整に入ることになります。

履歴書などの送付も面接日も可能な限り早い方が(精神衛生的にも)おすすめです。

履歴書の内容は基本的に1次マッチングと同じでも支障はありませんが、当初のマッチングで希望していた病院と方向性が違う場合はなぜ2次では変えたのか、心境の変化まで考えておいた方がよさそうです。

面接の内容は病院によって様々ですが、その病院の1次マッチングを受けた人にどのような面接内容であったか話を聞くことは非常に参考になります。

面接の対策としても1次と大きく変わることはありません。

採用不採用の通知は病院から直接メール、電話もしくは郵送で通知されることがほとんどです。

精神安定の目的と今後もマッチングを続けるかどうかの判断材料として、面接のあとに2次マッチングを受けた人が何人いるか(2次マッチングは残り定員が1人2人のことも多いので高倍率になることもしばしばある)や採用結果はいつどのように知らされるかはきちんと確認しておきましょう。

アンマッチになってからの流れは私の場合(昨年)、

10月18日マッチング結果発表。アンマッチを確認し、その日のうちにプログラムが空いている病院に連絡
↓
結果発表の3~4日後に履歴書など必要書類を送付
↓
結果発表の1週間後、面接。
↓
11月頭、面接の1週間後に採用の通知。

このようなスケジュールでわずか2週間で2次マッチングを終えることができ、卒業試験前ですが勉強時間のロスを最小限に抑えることが出来ました(これは私が申し込んだ病院が大学の県内であったからということもあります。他県の病院を受ける際は移動の負担などもありここまで早くは決まらなかったかもしれません)。

どの病院も決して定員は多くないので、定員が埋まり次第2次マッチングは締め切られます。

また卒業試験、国家試験を控えている時期でもあるので2次マッチングはスピード感を持つことがとても重要になります。

Twitter：@yutoridesuga113
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