【国試】禁忌選択肢について

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5年生

国試が近づいてくると気になりだすのが「禁忌選択肢」です。

禁忌とはどのようなものか、禁忌の対策の方法についてまとめてみました。

禁忌選択肢とは

医師国家試験の合格基準は

①必修問題で8割以上得点すること(絶対評価)
②必修以外の一般・臨床問題で合格基準点以上を得点すること(相対評価)
③禁忌選択肢の選択数が3つ以内

この①~③全て満たす必要があります。

medic mediaによると禁忌選択肢とは

患者の死や不可逆的な臓器の機能廃絶につながる選択肢」や「医師として遵守すべき法律に抵触する選択肢」が禁忌肢となります。

https://informa.medilink-study.com/regularpost/11669/#7

このような選択肢とされています。

必修と必修以外の一般・臨床問題がどちらも合格基準を満たしていても、禁忌選択肢を4つ以上踏んでしまうと不合格になることがあり得ます。

所謂、「禁忌単独落ち」というものですが111回以前はこの「禁忌単独落ち」は都市伝説とされており禁忌は気にしなくていいというのがそれまでの通説でした。

しかし112回国試にてこの「禁忌単独落ち」が数名確認され、113回国試でも確認されているそうです。

どんな問題が禁忌となるのか

結論から言うと、禁忌選択肢は非公開となっておりどの選択肢が禁忌になるかは実際のところはわかりません。

各予備校が禁忌と言っているものは選択肢の内容などを考慮し推測しているだけで実際の国試で禁忌選択肢となっているかは不明でした。

そんなブラックボックスだった禁忌選択肢ですが、こちらの記事でかなり信頼できる禁忌選択肢一覧を見ることができます。

112回医師国家試験【禁忌肢問題】がついに判明!8000人に上る受験者・100人以上の禁忌肢選択者のデータから分かった問題は?(その1) | INFORMA by メディックメディア
※最新116回国試の禁忌肢分析データは以下をご確認ください! ■第112回医師国家試験 禁忌肢の概要
112回医師国家試験【禁忌肢問題】がついに判明!8000人に上る受験者・100人以上の禁忌肢選択者のデータから分かった問題は?(その1) | INFORMA by メディックメディア
※最新116回国試の禁忌肢分析データは以下をご確認ください! ■第112回医師国家試験 禁忌肢の概要

こちらの記事から引用すると

1.禁忌肢採点問題は国試の全400問中,約10問
2.禁忌肢採点問題は必修問題以外(総論や各論)からも出題されている
3.禁忌肢採点問題は正答率によって左右されない
4.禁忌肢採点問題は相対禁忌を含み,かつ禁忌の軽重によって左右されない←New!
5.禁忌肢を1問でも踏んだ人は113回国試受験者全体の約3割,禁忌肢落ちした人は全国で数人

https://informa.medilink-study.com/web-informa/post23119.html/

とのことで、要するに禁忌選択肢は「なんでもあり」ということです。

特に4つ目が曲者で、そんなに重くないものも禁忌選択肢になりえるようです。

禁忌対策をどうするべきか

ここからは私見です。

有名な禁忌(アレルギー歴のある薬剤の投与、脳圧亢進時の腰椎穿刺、倫理的に誤っているものetc…)は知っておくべきですが、全てを把握するのは困難です。

しかも禁忌単独落ちは112回に20人ほど、113回に数名確認されている程度です。これを多いととるか少ないととるかは人それぞれですが、国試受験生が約1万人ということを考慮すると決して多いわけではないと私は思います。

従って、過剰な禁忌対策は必要はないと思っています

各予備校が禁忌対策講座を出していますが、私が受講したのはQ-Assistの「必修・禁忌」のみで、これも禁忌の部分は(開講時期の問題もあり)オーバーワーク感が否めず、軽く聞き流す程度でした。

レビューブック必修・禁忌という参考書もありますが、私は使ったことがないので正直良いのか悪いのかよくわかりません。

模試の禁忌選択肢ですが、各予備校で選択肢が禁忌になるかかなりバラツキがあり、模試で禁忌4つ踏んだからと言ってもそこまで悲観しなくてもいいと思います。

ちなみにテコム模試は禁忌選択肢は少なめで、メック模試は多めな印象です。

では禁忌対策はどのようにすればいいのかですが、私は直前期には以下のことを意識していました。

①正答率の高い問題を中心に演習する
正答率の低い問題でも禁忌選択肢は含まれていますが、やはり正答率の高い問題を間違えることは禁忌のリスクファクターだと思います。
正答率70%以上の問題を確実に正答できるようになるように直前期は演習していました。

②問題文をよく読む
当たり前ですが、『「誤っているものを選べ」で正しいものを選ぶ』などのケアレスミスやマークシートをずらすなど初歩的な「防ぎえた誤答」はできるだけ減らすようにしていました。

③絶対に違う選択肢は最初に消しておく
それでもわからない問題、解けない問題というのはどうしても存在します。最終手段は勘で答えることになるでしょうが、その時にもできるだけ禁忌を踏むリスクを回避できるように「これは確実に間違いだ!」と思ったら直ぐにわかるように印をつけるようにしていました。時間を空けてもう一度解くときに選んでしまわないように気を付けていました。※禁忌回避のための最終手段であえてどの選択肢にもマークをしないという方法をとる人もいるそうですが、私はやったことはありません。

「全部当たり前だろ!」と思うかもしれませんが、禁忌対策と呼べるものは私はこのくらいしかしていませんでした。

それでも国試は禁忌選択数は0だったので意外と何とかなるものです。

国試本番も「みんなと同じことをする」ということが大事なのかもしれません。

Twitter:@yutoridesuga113
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コメント

  1. […] 禁忌選択肢についてはこちらの記事も参照してください。 […]

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