公衆衛生はコスパが大事~その②

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6年生・国浪

記事更新が大変遅くなってしまい申し訳ありません。

前回に引き続いて公衆衛生に関する記事です。

今回は公衆衛生の勉強量をどうするかについてや各予備校のレビューを書いていきます。

前回の記事はこちら。

公衆衛生の演習量

下の図は私が考える公衆衛生の演習量と理解度(点数)のグラフです。

演習量は各種予備校のビデオ講座で考えています。

1週目~2週目で成績は伸びていきますが3週目以降からほぼプラトーに達するというのを勉強して感じました。

それを踏まえて何週するべきかは個人個人のスタイルによるところが大きいと思います。

1週だけして7割~8割を目指していくのもアリですし、2週して9割近い得点を目指して臓器別で多少失点しても大丈夫なように保険をかけておくのも手です。

問題は公衆衛生が臓器別の勉強とあまりに傾向が違いすぎるという点です。

各科ごとの勉強は時折他科の知識も出てくるのである程度の相関は期待できますが、公衆衛生の勉強をして臓器別の点数が上がることはほとんど期待できないでしょう。

それどころか公衆衛生をしっかりしすぎるあまり臓器別の知識が抜け落ちていくということもありうるため、勉強のバランスには十分注意したほうがいいです。

コスパ(勉強量に対する得点率)を考えると3週以上は臓器別にかける時間が少なくなってしまうこともありあまりおすすめはしません。

各々の目標に応じて1週するか2週するか決めて勉強したほうがいいでしょう。

得点率100%は難しい

ビデオ講座を1回見ただけでも公衆衛生の分野は比較的点が伸びやすい科目です。

単純な知識のみを問う問題が多く、過去問の焼き直し問題も多いためです。

その一方で満点を取るのは難しいですし、目指す必要もないと思います。

111G48のような過去問にはない新しい制度や知識が突然出題されることがあります。
この問題の正答率は高くはありませんでしたが、私個人としてはこのような真新しい問題は本番で出題されたら解けなくてもいい問題だと思っています。

医療に関する制度は常に変化しており、それら全てを網羅し対策するのは正直困難で、公衆衛生の勉強は過去に出た内容を完璧にすることに終始すべきだと考えているからです。

解けない問題は解けなくていいと割り切ることも大切です。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

予備校

各予備校のレビュー記事も参考にしてください。

TECOM: 2018年から病態生理講座の瘧師先生が担当。

私が受講した限りでは基礎がしっかりしていると非常に効果があるが、CBTの勉強から公衆衛生に苦手意識のある人には少し難しい講座という印象でした。

medu4で基礎を固めた上で更に知識を上乗せするには有用でした。

ただ、超重要事項かそうではない細かい知識なのかがわかりにくく、また正答率が高めの問題は説明を省略しており公衆衛生が苦手な人には向かないかもしれません。

テキストには過去10年分以上の問題のほぼすべてを載せているそうですが、解説は一言かあるいは○×のみとかなり弱く、問題演習はmedu4か公衆衛生QBに頼らないといけないです。

MEC: 高橋先生が担当。
周りに受講者が少なかったのですが、話が面白いので良かったという声が比較的多かったです。

「公衆衛生問題解説講座」という問題演習のみの講座もありますが、「公衆衛生対策講座」を受講した前提で話が進むので単独で取ると失敗するとのこと。

もう一つ「公衆衛生対策プラス」という講座は統計の分野の計算問題に特化した講義で、単独で受講しても問題ないそうです。

medu4: 個人的には一番おすすめ。例年8月頃から開講しています。公衆衛生の膨大な範囲から要点のみ抑えて解説しており、公衆衛生が苦手な人にも向いています。

特におすすめは統計/疫学の分野です。 苦手だったこの分野を一気に得意まで押し上げてくれました(1,2年生の時にこの講義を聞きたかった)。

公衆衛生を頑張りたい人も得意な人も、まずはmedu4で基礎固めをしてそこに他予備校や公衆衛生QBで上乗せするのが効率が良いです。

掲載問題数も豊富で問題演習量も文句なしです。

Q-Assist: 上記3つよりも圧倒的に開講時期が早いのが特徴です。2019年版は既に開講しています。

私は無料で見られる最初の3コマのみしか視聴しておりませんが、頻出ポイントは何度も強調しており良さげな印象でした。

統計の計算法はmedu4と少し流派が違うようだったので、medu4と併用するとかえって混乱するかもしれません。

medu4かQ-Assistのどちらかをメインにするのが私や友人に聞いた限りの印象です。

使用教材

クエスチョン・バンク: 問題演習の王道。例年11月下旬ごろに発売されています。

といっても最近はmedu4の問題演習量も多く、必ずしもQBを解くこともないでしょう。

問題掲載数は予想問題を含め500問(2018年版)でした。予想問題は難しめですが過去問にない最新の制度や法律を抑えています。

ただ、予想問題は真面目にやっても1,2問当たるかどうかくらいで、軽く確認しておくくらいでいいでしょう。

その他、公衆衛生がみえるやレビューブック公衆衛生などがありますが、各予備校のテキストで十分だろうと思い私は使用しませんでした。

最後に

2回に渡って公衆衛生の勉強法について書きました。

前回の記事から1カ月以上間が空いてしまい、もう既に勉強を始めている方も多いと思いますが参考になれば幸いです。

Twitter:@yutoridesuga113
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コメント

  1. […] その②はこちら。 […]

  2. […] 勉強の演習量や各予備校のレビューについては次の記事に書いています。 […]

  3. […] 公衆衛生についてはこちらの公衆衛生対策の記事も参照してください。 […]

  4. […] 公衆衛生の勉強法や予備校・教材のレビューはこちら。 […]

  5. […] 公衆衛生の勉強法や予備校・教材のレビューはこちら。 […]

  6. […] 勉強量・演習量や予備校・教材の解説。 […]

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