病院見学のすヽめ

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5年生

今回は病院見学とそのための合同説明会についての記事です。

マッチング試験/面接の出願条件に「1回以上病院見学に行くこと」となっている病院も多いので、研修医になるためには病院見学は避けては通れません。

合同説明会

レジナビフェアやeレジフェアのような全国から研修病院がブースを出し学生向けに説明を行う会のことです。

結論から言うと、あくまで「病院見学へのステップの一つ」に過ぎないので必ずしも行く必要はないです。

このような人は行くことをおすすめします。

①全国の病院に興味がある
②病院見学に行こうか迷っている病院がある

病院見学に行く時間が少ない、または経済的な問題で遠方の病院に足を運びづらいという人は少なくないです。

ブースで話を聞き本当に病院見学に行く価値があるかを見定める機会として有用です。

③研修プログラムの説明を聞きたい

病院見学で研修プログラム全体について説明されないこともしばしばあります。

その場合はレジナビ等で説明を受けた方が待遇やプログラムの特徴などはよくわかります。

逆に明確に行きたい病院がある場合、そのまま病院見学に訪れた方が手っ取り早いです。

このような合同説明会の弱点として、突っ込んだ質問をしても結局のところ「病院見学に来れば分かるよ」という返答で終わってしまうことが多く、辟易することがしばしばありました。

決して怠慢でこのような返答をしているわけではないというのは百も承知ですが、実際に病院見学に行かないとわからないことは多いので、私の場合は5年生の春を最後にレジナビに行くのは止めて病院見学にシフトしました。

病院見学の時期

一般的に病院見学に行きはじめる時期は5年生夏~冬が多いですが、4年生から行きはじめる人も若干います。
私も初めて行ったのは4年生の5月頃でした。

私の感想としては少なくともCBTレベルの知識を身に付けておくと、ドクターの話していることも分かって楽しめます。

4年生から病院実習(ポリクリ)が始まる大学も増えているので、4年生から行きはじめる人もこれから多くなるでしょう。

(追記: 4月20日)特に外科系の見学では清潔不潔の知識が必要不可欠ですから、自大学の病院実習で手術室での振る舞いを身につけた上で病院見学に行った方が迷惑をかけずに済むと思います。

ただし、研修したいと思った病院は6年生の時に必ず病院見学した方がいいです。

それは6年生の時に見学した研修1年目が自分が研修する時の先輩になるから。

働きやすさを考えるうえで同じ職場のメンバーは重要なファクターです。

病院見学の第一の目的は「職場の雰囲気を知る」ことですから、6年時に病院見学に行き一緒に働くことになる人たちをチェックすることが大事です。

何回見学に行くべきか

「志望度の高い病院には何回行くべきか」という問題があります。

私の周りでは2回行く人が最も多く、1回だけの人も結構いました。

3回以上行く人は少ない印象です。

病院によっては病院見学に行けば行くほど点数が上がるところもあるそうですが、そうでない限りは1,2回行って研修医の先生から充分話を聞けたらそれ以上は行かなくていいと思います。

気を付けること

①申し込み

病院見学は基本的に平日のみで、休日は見学できません。
土日祝日でも見学を受け入れている病院もありますがかなり稀です。

従って春休みや夏休みが病院見学を行う絶好の期間になりますが、人気病院は早めに申し込みをしないとすぐに定員が埋まってしまうので注意が必要です。

②見学時に気を付けるべきこと

1番大事なのは見学時に研修医と話すこと

実際にその病院で働いている研修医に働き甲斐のある職場かどうか、教育体制は整っているかなどを聞くことが自分が働いている姿を想像しやすいと思います。

また、偉い先生方より研修医の方が病院の率直な意見や待遇に関することも聞きやすいので、機会があればどんどん質問することが大切です。

レジナビでも同様ですが質問は具体的な方がよいです。

「当直はきついですか?」や「手技はたくさんできますか?」という質問より

「当直は月何回ありますか?」「一晩で何人くらいの患者さんが来ますか?」や「どのような手技をしましたか?」などと聞いた方がより分かりやすい答えが聞けるでしょうし、他の病院を見学した時に比較しやすくなります。

病院によっては研修医とほとんど話す機会のない病院もあります。

研修医としっかり話が出来る病院は多くないと考えておいた方がいいです。

ですので研修医の話を聞く機会があれば、同じエリアの他病院の情報も聞いておくと良いでしょう。

③見学する診療科

病院見学では1ないし2診療科を選んで見学することになります。

行きたい診療科が明確に決まっている人であればその科を選べばいいのですが、決まっていない人は毎回どうすればいいか困っていると思います。
私もそうでした。

私は「困ったら内科系」をおすすめしています。

②で述べたように研修医と話す機会があった方が良いので、特別な理由のない限りマイナー科は選ばない方が無難です。

逆に内科系、特に循環器内科、消化器内科、呼吸器内科であればまず研修医は一人はいるはずです。

行きたい診療科がなければこれらの診療科を選んで、研修医から情報収集することを目標にした方が良いでしょう。

④服装

病院側からの指定がない限り、大学の病院実習の格好と同じでいいです(スーツ指定の大学など無いという前提で書いていますが、もしいましたらご連絡ください)。

スーツで行く人もいるようですが、私が某ハイパー病院にスーツで見学に行くと

「なんでスーツで来たの?革靴だと動きにくいじゃん」と言われてしまったので必ずしもスーツの方が良いというわけではなさそうです。

服装に関しては特に気にすることはないと思います。

※5月12日追記
以上の服装に関する内容につきまして大きく内容を修正しましたので以下の記事も参照ください。

Twitter:@yutoridesuga113
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コメント

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